「こんなこと、相談していいのかな」と思っているうちに。
相談のメールを書こうとして、手が止まる。
宛先は入れた。件名も書いた。
でも、本文の最初の一行が出てこない。
困っていることはある。
人が足りない気もするし、仕事の進め方がよくない気もする。新しい道具を入れれば変わるのかもしれないけれど、何を選べばいいのかはわからない。
とりあえず「業務の効率化について」と書いてみる。
なんだか、よそゆきの言葉になった。
本当に言いたいのは、もう少し違うことだ。
社員に頼みたいことはある。でも、みんなの様子を見ると、これ以上お願いしていいのか迷う。
新しいことを始めたいのに、今ある仕事のことが気になって、踏み出せない。
このままでいいとは思っていない。ただ、どこから変えればいいのかがわからない。
それを全部書くには長すぎる気がして、いったん画面を閉じる。
「もう少し整理してから相談しよう」
そう思っているうちに、また一週間が過ぎる。
社長という立場にいると、答える側になることが多い。
どうしますか。どちらにしますか。これで進めていいですか。
毎日いくつも答えていると、相談する場でも、ちゃんとした説明を用意しなければと思うのかもしれない。
相手の時間を無駄にしたくない。
何も考えていない人だと思われたくない。
自分の会社のことくらい、自分でわかっていたい。
どれも、自然な気持ちだと思う。
一方で、相談を受ける側も、最初からきれいな説明を必要としているとは限らない。
「最近、どんなときに困りますか」
そう聞かれて、昨日あったことを一つ話す。
話しているうちに、「ああ、気になっていたのは、こっちだった」と思うこともある。
仕事に詳しい人でも、わからないことはある。会社の中にいる人にしか見えない事情もある。
お互いに知らないところを聞きながら、少しずつ話が具体的になっていく。
最初の言葉は、「うまく説明できないんですが」でもいいはずだ。
会社をどうしたいかまで決まっていなくても、最近ずっと気になっていることなら、一つくらい話せるかもしれない。
下書きのメールをもう一度開いたとき、立派な相談文を書こうとしなくていい。
その一つが、相手にもわかる言葉になれば、話はそこから始められる。
YRへの相談も、まだ整理できていない話からで大丈夫です。必要に応じてAIでメモを整理しながら、何を変えるか、今は変えないかは、一緒に考えていきます。「何を頼めるかわからないけれど、少し話してみたい」から、お聞かせください。
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