「ちょっと確認いいですか?」で、社長の一日が終わっていく
「ちょっと確認いいですか?」
朝、パソコンを開いたところで声がかかる。
見積もりの金額。お客さんへの返事。来週の予定。
一つ答えると、また別の人がやってくる。
どれも必要な話だ。相談してもらえるのは、ありがたい。何も聞かれないまま進んで、あとで困るより、ずっといい。
そう思っているのに、夕方になると、少し疲れている。
今日もたくさん話した。いくつも決めた。
でも、自分が今日やろうと思っていたことは、手つかずのまま残っている。
誰かに文句を言いたいわけではない。
ただ、もう少しだけ、考える時間がほしかった。
相談する側にも、きっと事情があります。
自分で決めていいのか、まだ自信がない。お客さんに迷惑をかけたくない。あとから「どうして確認しなかったの」と言われるのは、やっぱり怖い。
だから、忙しそうな背中に声をかける。
「ちょっと確認いいですか?」
その「ちょっと」には、時間を取らせて申し訳ない、という気持ちが混じっていることもあるのかもしれません。
聞く人も、答える人も、仕事をちゃんと進めたい。
それなのに、片方は返事を待ち、もう片方は自分の仕事を後回しにする。
誰かが手を抜いているわけでもないのに、少しずつ、余裕がなくなっていく。
こういう場面は、簡単に「もっと任せましょう」と言えないところがあります。
任せる側には、これまで積み重ねてきた経験がある。任される側には、まだ知らない事情がある。同じ仕事を見ていても、見えているものが少し違う。
社長にとっては「いつもの判断」でも、社員にとっては、初めて選ぶ答えかもしれません。
たとえば、「今回は受けて大丈夫」という返事。
そこに「ほかのお客さんとの約束に影響しないから」と理由が添えられるだけで、相手に渡るものは変わります。
答えだけだったものが、次に考えるための手がかりになる。
相談をなくすことが、目指したい姿とは限りません。
「聞かないとわからない」が、「私はこう考えたんですが」に変わっていく。そんな変化なら、頼る側も、頼られる側も、少し楽になれそうです。
社長が答え続ける毎日から、社員と一緒に考えられる毎日へ。
そのために、何を任せ、何を一緒に決めるのか。YRでは、日々の仕事を整理しながら、AIも使って無理なく回せる方法を一緒に考えます。
まだうまく説明できなくても、いま抱えていることから聞かせてください。
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