AIで求人票は書けた。でも、うちで働く理由が見えてこない。
「風通しのよい職場です」。AIが書いてくれた求人票に、そんな一文がある。間違いとまでは言わない。でも、これを読んで入社した人に「どんなふうに?」と聞かれたら、少し考えてしまう。
仕事内容や応募条件を伝えると、AIは読みやすい文章にしてくれる。何日も止まっていた求人票が形になるのは、ありがたい。ただ、文章が整うほど、どこかで見た会社の紹介にも見えてくる。うちで働く毎日って、こんな感じだっただろうか。
たとえば、少人数だから担当以外の仕事も頼まれる。急な相談が入って、予定どおりに進まない日もある。その一方で、自分の仕事が誰の役に立ったのか見えやすい。隣の人に声をかけたら、その場で話が進むこともある。
これを「裁量の大きい環境」とだけ書くと、都合の悪い部分が消えてしまう。経験のある人が自由に動けることと、入ったばかりの人が一人で判断を求められることは、ずいぶん違う。任せたい気持ちがあるなら、困ったときに誰が一緒に考えるのかも伝えたい。
求人票を書いていると、つい会社をよく見せたくなる。人が来てくれない不安があるなら、なおさらだ。「忙しい時期もあります」と書いたら、読むのをやめられるんじゃないか。そんな心配も、無理はないと思う。
でも、入社してからの「聞いていた話と違う」は、お互いにつらい。慌ただしい日があるなら、その中で周りがどう助け合っているのか。これから整えたいことがあるなら、今できていることと混ぜずに話す。派手ではなくても、働く姿が浮かぶ言葉には、安心できるところがある。
AIに表現を相談する前に、今いる人に「入る前と、入った後で違ったことは?」と聞いてみる。会社紹介には載せてこなかった、小さな話が出てきそうだ。昼休みの過ごし方や、失敗した翌日の声のかけられ方に、その会社らしさが表れることもある。
AIは言葉を整えるのを手伝ってくれる。でも、そこで過ごす一日を知っているのは、実際に働いている人たちだ。
YRでは、AIを使った文章づくりも、会社の実情や伝えたいことを伺いながら一緒に考えます。求人票はできたけれど、うちらしさが見えない。そんな違和感が残っていたら、今の言葉のまま聞かせてください。
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