仕事にAIを導入したい。でも、何から変えればいいんだろう。
月末の夕方。今月の数字はそろったのに、報告の文章がまだ書けていない。先月の資料を開いて、書き出しを考えているうちに、またメールが届く。
こういう時間に、AIが使えたら楽になるのかな、と思う。けれど、いざ調べると、知らないサービスの名前がたくさん出てきます。便利そうだとは思っても、自分の仕事のどこに置けばいいのかが見えてこない。
仕事にAIを導入する、と言うと大きな話に聞こえます。会社の仕組みを変えて、みんなに新しい使い方を覚えてもらう。そこまで想像すると、今の忙しさにもう一つ仕事を足すようで、手が止まってしまいます。
でも、最初から会社全体を変えようとしなくてもいいと思います。まず思い出したいのは、今日、少しだけ気が重くなった仕事です。
たとえば、毎月ほぼ同じ内容なのに、文章にするのに時間がかかる報告。毎回ゼロから考えている、お客さまへの案内。その仕事を全部任せられるかは、いったん脇に置いてみる。書き始める前の一番重いところだけ、軽くできないだろうか。そんな小さな問いなら、今の仕事につながります。
経営者から見ると、少しでも早く終わるようになってほしい。一方で、担当する人には、その仕事なりの事情があります。案内文の一言を変えるのは、前にお客さまから聞いた話を覚えているから。数字の横に説明を添えるのは、それを読む人が迷わないようにするため。
時間がかかっているところに、大事な気配りが隠れていることもあります。だから、まず本人に聞いてみたい。どこが面倒で、どこには手をかけておきたいのか。
一つ試してみて、文章は早くできたけれど、直す手間が増えたなら、そのまま広げなくていい。逆に、下書きがあるだけで取りかかりやすくなったなら、その使い方をもう少し続けてみる。使った人の感触まで含めて、会社に合う形を探していけばいいのだと思います。
AI導入の入口は、立派な計画より、いつもの仕事の中にありそうです。来月も同じように困りそうなことが、一つ思い浮かべば十分です。
YRでは、事業や日々の仕事のお話を聞きながら、AIを使うならどこから始めるとよさそうか、一緒に考えます。まだ使うものが決まっていなくても、いま負担になっている仕事からお聞かせください。
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